スザニと中央アジアの刺繍
刺繍は山地刺繍と平地刺繍の2つのタイプに分類されています。
このタイプには根本的な美術相違がありますが、相互関連が感じられています。
民族刺繍の無限空間には鮮やかさと特性で最も秀でる刺繍センターがいくつかがあります。平地の場合古代町とその郊外にはサマルカンド、ブハラ、ウラ・チューベ、レニノバッドは有名で、山地の場合クリャブ、カラテギン、ダルバズ、パミールは刺繍の特性で秀でている。カニバダム、アッシト、ペンジケンット、ヌレック、イスファラ、カラタッグ、ヌロタ、シナ村の刺繍タイプは上記の刺繍センターに属しています。各刺繍センターは模様、色調、刺繍される材料等で違っています。
現在にわたり、装飾刺繍は大きな家族祭りの際、特に大事にされる結婚式の時製造します。刺繍製品は花嫁の持参物に欠かせないものであるので、母親は娘の幼年時代から準備しておく。
結婚式は始まるずっと前に、花婿と花嫁のお宅で母親達とお婆さん達は自分の結婚式から保存されたスザニを長持から取り出して、若いときのことを思い出したり、泣いたり、笑ったり、とても賑わっています。母親とお婆さんから受け継ぐスザニ以外に、花嫁の持参物には新しく造ったスザニは必ず入れています。この新しく造るスザニの製造には花嫁になる女の子は参加するのは条件です。刺繍製造のとき花嫁の家族の女性側と親戚の女の人たち5~8人ぐらい一緒に集まって1つの大きいスザニを刺繍します。
最初は図工の女性は生地に模様を描き入れて、人数が多いので、生地をいくつかの部分に切り分け、刺繍が終了した後切り分けた部分をまた縫い合わせる。
民族技術傑作の中でこういう集団方法(民族でハシャールと呼ぶ)で造られていましたスザニが多いこと。
刺繍は描き入れた模様の上でされるですが、参加する女性達は色・刺繍方法で表す自分なりのことを必ず入れます。タジクの刺繍者はスザニを刺繍する時特別な糸を使用します。昔は刺繍糸を家庭方法で色付けました。
小柄と大型のスザニのため刺繍ステッチは違う。
大柄のスザニ製造のため普通カンダハヨル(縦大ステッチ)、シデルガデゥジ、バスマ(最大限に平行ステッチは近くする方法)、たまにクニアングスポナ(ぎっしり刺繍した小ステッチ)というステッチの類が用いられている。
小柄のスザニはチンダハヨルというステッチで刺繍します。このステッチの特性は生地の裏側で小さい点が碁盤式に現れています。
スザニ ( スザネ )
タジクの刺繍物の中では最も代表的なのはスザニである。スザニは装飾刺繍物の中で一番大型であり、絨毯に劣りないほど貴重です。スザニをカルボス(あら折の綿布) 、サチェン、シルクの生地の上で刺繍され、刺繍したあと必ず裏地と縫い合わせ、スザネの縁を黒い生地の真田紐で装飾します。
中心にスザニ全長ほど1つな大きい花形模様のコンポジション、あるいは調和された6~9つの小さい花形模様のスザニコンポジションが最も流行っています。花形模様の代わりに時々低木のモチーフが用いられています。このようなモチーフはレ二ナバッド、サマルカンド、ブハラとカニバダム刺繍物の特徴である。
タジキスタンでは最も立派なスザニはウラ・チュービンのスザニと言う一般の通念です。このスザニの対照に基づいた色合わせは鮮やかさでとても輝いています。タジキスタン地域にスザニ刺繍は2つのタイプがあります。
初期のスザニは細々した模様で、現代のスザニは大型の模様は特徴です。ウラ・チューベのスザニは1つの花形模様が中心に刺繍される特徴である。こういうコンポジションは生きているような精神印象はとても強く、手作りの物であることがすぐ感じられています。
ウラ・チューベの大型模様と違って、カニバダム、レ二ナバッド、イスファラ、アッシトの軽くて透かしのある模様が秀でている。基本模様モチーフは低木と花束です。花形模様と同じ、低木と花束の模様は10,8,6本の順番で生地の中心に刺繍されます。
サマルカンドのスザニは古代の模様モチーフにあふれています。アルスザニは大型の模様でウラ・チューベのスザニに似ています。サマルカンドのスザニの基本モチーフは1つの大型の花形模様、あるいはいくつかの中型の花形模様と葉茎です。このモチーフの多様なバリアントは刺繍者の無限想像力で深い感動を与える。対照色の組み合わせ(黄色と黒;紫色と木いちご色;紅色、黒と黄色;ピンク色と青)はウラ・チューベの刺繍に近いですが、模様の各エレメントは黄色いアウトラインで刺繍されるので、サマルカンドのスザニはとくに対照的に見えます。サマルカンドの刺繍物に黒いと赤い色あわせがよく使います。
19世紀前半のサマルカンドのスザニは落ち着いて気品ある色合わせが特徴で秀でている。20世紀から装飾的刺繍は優勢になりました。サマルカンドの華やかな刺繍は、ペンジケンットの落ち着いた刺繍が対照します。
中心に刺繍される大型の花形模様はいろいろサイズの多数花形模様で囲まれて、主花形模様と色は同じです。
ペンジケントの花形模様の内側は星型の丸でいくつかの部分に分けられ、生地の全表面の色と調和します。タジキスタンの刺繍物にあまり使わない茶色、グレイ、薄ピンクの色合わせはここでよく使用されます。
ペンジケント市の郊外で刺繍物の多様性は特に有名である。刺繍構成でウラ・チューべとカニバダム刺繍構成に似ていますが、色的には上品さは際立っています。
ブハラのスザニコンポジションは植物模様の巧妙な刺繍方法で有名で、非常に豊富と鮮やかさにあふれている。ブハラスザニを刺繍するためにシルク糸が使われています。シルク糸の輝きは色光を混ぜ合わせ、全的に多色の印象を与える。基本モチーフはもちろん低木と花形模様です。その他に、生地の中心にひし形の網模様があり、各網目の中に小花形模様を入れる刺繍もよくあります。葉茎と花蕾、小葉と小花はぎっしりした模様で刺繍されるので、本物の花の香りが感じられるような幻想が現れるぐらい技術的に高いブハラスザニもあります。
模様の細かさと透かしを多様なグレイと青、紫とピンク、薄黄色と黄土、白と薄オレンジの標準に合わない色あわせが強調する。
例えば、20世紀前半の270x200cmスザニは赤とオレンジ色で製造されていました。このスザニは中心にある花形模様を細かい植物模様に囲まれるモチーフで刺繍されています。一目見たところで、このスザニは赤とオレンジ色花形模様しか刺繍されてない感じがしますが、もっと詳しく見ると青い、ブル、緑、グレイ色の細かい模様エレメントが見られる。
19世紀のブハラ刺繍物は金刺繍で有名です。明るい金色とブル、緑、ピンク、紫、赤の色合わせは生地の貴重さを強調します。目の細かいシルクとビーロドに金刺繍されたスザニは特に立派と思われる。
技術構成、色合わせ等で様々な技術学校に属します。
スザニ以外に他の大型刺繍物がたくさんあります。用途で(壁飾り、ベッド掛け、結婚式、葬式等の道具)スザニに最も近い刺繍物は−ボル・プッシゥ、ルイジォ、カルスです。
サイズ的にボル・プッシゥ、ルイジォ、カルスはスザニより小さい(普通のサイズ200X200、200X150,100X300cm)。ボル・プッシゥのコンポジションとして生地の中心に大型の植物的あるいは幾何学的模様、4つの角には細かい模様が刺繍します。19世前半のウラ・チューべのボル・プッシゥにはコンポジションとして黒いサテン生地に白い糸で竜が刺繍されていて、雄大さで深い感動させる。この竜はウラ・チューべの刺繍者の好まれるコンポジションである。地域によて蛇、蠍、竜のシンボル模様が良く使われています。ウラ・チューべの刺繍物には自然現象を描くシンボル(太陽、月)がよくあります。こういう太陽のモチーフはウラ・チューべのボル・プッシゥの特徴であり、古代の信仰と礼式に関連します。
ジョイナマーズ
お祈りするときに敷いてあり小型絨毯類。長方形の模様をよく鋭くされ、メッカの方向を示す。ジョナマーズの模様はコンポジションでスザニ、ボル・プッシゥの様に細かくて、花と小葉のモチーフが多い。お祈りの時思われること、祈り道具と人の馴染みはジョナモズ全美術印象に移り、直情、親しみを与える。
ジョナモズの模様の内にザクロ(豊富と幸福のシンボル)、各種ミミズと虫(人の望みが早くかなう様なシンボル)という象徴的なエレメントがよく使っています。
カルス
ベッドカバーの一類。この刺繍物はあまり流行っていません。カルス350X170cmの布切れから製造されます。各橋は内側と裏側から刺繍されます。刺繍モチーフは主に植物とアラブ文字。カルスの刺繍のうちに花形模様がめったにありません。
ルイジォ
民族礼儀のとき使うベッドカバーの一類。結婚式の時欠かせないものであり、新婚夫婦のベッドの上に必ず敷く。ルイジォのコンポジションはかなり堅くて、刺繍は三つの角からダブルリボンで縁取っている。主刺繍モチーフは植物ですが、無限のバリアントで刺繍されている。各種花、葉、茎は複雑な低木と花束に組み合わせて、刺繍構成は軽くて精巧に見えるようになる。この刺繍タイプは 特にカニバダム、イスファラ、アッシト、レニノバッドに流行っている。
ルイバンド
パミール地域の服装飾の一類。女性・男性シャツの襟横と襟ぐり、サルバンダッコ(女性額捲布)、カマルバンド、タコバンド(女性・男性の褌)を装飾として刺繍される。
特に注目されるのはルバンドです。ルイバンドと言うのは結婚式の時だけ使用される、花嫁の顔を隠す立派に刺繍された布切れのことです。
昔の山地に暮らしていた女性の結婚式用服にはルイバンドはとても重要だった。現在ほとんど使用されないため、博物館で提示されています。
ルバンドは直角あるいは四角の綿布生地から製造します。サイズは直角の場合90X75、四角の場合75X75。この生地をぎっしりした模様で刺繍します。ルバンドの上の部分に目のために白いシルク糸で網模様された直角の穴を作ります。2つの上の角にルバンドを頭に付けるために長い色付け紐が縫い合わせている。
ルイバンドの模様モチーフはあまり多様ではありません。主に木、ひし形、三角、幾何学的花、鳥の模様に限られています。ルイバンドの最も秀でている模様のモチーフはフルス(雄鶏)とトヴス(クジャク)。
雄鶏模様はいつも赤糸で刺繍されていた。研究者によると、赤色は火を象徴し、花嫁を悪魔から守るためのシンボルだった。ルイバンドに赤色は基本色で、紫、黄色、緑色、ブルの糸で細かい模様の部分を刺繍された。
ルイバンドのコンポジションには、普通生地の中心に2匹の雄鶏を載せ、間には木を刺繍した。さらにぎざぎざのある三角形の模様もよく刺繍されていた。こういう三角はイスラム教の小さいお守り(トゥモロチァ)の様に、マジック影響を持つかもしれません。
ルイバンドの様なぎざぎざした三角形の模様は平原地の刺繍物、特にスザニとボル・プシュにもよく使われていた。
ルイバンドのような雄鶏模様と三角形の模様モチーフは女性のシャツの襟と襟ぐり装飾によく使われている。刺繍した縁がゆったりした白い生地で製造された長いワンピースに晴着の美しさを与える。
男性の東洋風うわぎに模様は襟の部分だけに刺繍されます。ステッチはシンプルで、模様はシャコ、狼、鷲の胸を模倣される。
パミールとその郊外で最も流行っている刺繍方法は十字架模様です。一般的には十字架模様はチュビテイカ(民族帽子)を飾る真田紐、女性の広いズボンのした端の縁取、男性のベルト(カマルバンド)装飾のために使用される。
こちらの基本模様として植物、花のメシベ、曲がり茎モチーフがなっている。
緑色、ブル、紫は多く使われて、鮮やかな黄色、ピンク、白い花メシベは刺繍物にあちらこちら目立っている。
現在の刺繍文化は19世紀後半〜20世紀前半の刺繍伝統を受け継ぎ、発達続ける。民族は日常生活で今でも使える刺繍物を造り続けている。
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